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伊藤貴子さん

「つなぐ便」として秋田県内の有機農家さんの野菜と一般家庭の食卓を繋いでいる伊藤貴子さん。わたしたちアキカンのメンバーも日頃大変お世話になっています。貴子さんが運ぶ野菜をわたしたちは毎週水曜日(ところによっては木曜日)、首を長くして待っています。

 生産者と貴子さんの信頼関係があるからこそ「儲け度外視のボリューム」かつ「有機野菜詰め合わせなのに1500円」が実現。貴子さんの想いだけで成り立っているのでは…と心配になりつつも、ありがたい仕組みで毎週お願いしています。

 そんな貴子さんにこの取り組みを始めた背景を聞いてみました。

「7年くらい前、兄ががんで亡くなったんですけど、悲しくて悲しくて仕事が手につかなくて思い出しては泣いて。私は子どものためにも絶対に長生きしよう、兄の分も絶対に健康で長生きしようと思って、振り返って自分の体のことを考えたら、本当に食べているものがひどすぎて。

 働いている時って片手で食べられるものばかり食べたりしませんか? 移動しながらコンビニでおにぎりとかサンドイッチ買って、仕事しながら食べる。これはダメだなと思って。食べているもので体はできているんだよ、という言葉を聞いて、ほんとそうだなと思って、まず食生活を変えたんですよ。そうしたら野菜と麹と玄米食に変えたら、1ヶ月で6キロぐらい痩せたんですよ。そうしたら兄が亡くなったばかりだし、周りの人たちにかなり心配されたんですけど。でも自分的には気持ちも晴れてきて、体調も良くて、体は軽いし。

 それで地物の野菜を探してみたら、スーパーに意外と売ってないんです。だから直売所や道の駅に行ってたら興味がどんどん湧いてきて、秋田の野菜のことが分かってきて。

 そうするうちに、ふきちゃんという有機農家さんに出逢って、ほうれん草を買ってみたらとっても美味しくて、何だこりゃ!と。そしたら彼女が自分の畑も見せてくれて、手伝わせてくれました。それですっかりハマってしまい、今度は色々な農家さんを探して買いに行くようになりました。そうしたらもう体も元気になるし、美味しいものもあるし、じゃあ知り合いの人に教えてあげようと思ったり、届けたいなと思って。何よりも有機農家さんには販路があまりにも少ない。長く続けてもらうために私が販路を見つけてこようと思って」

 食べているもので体はできている。思わずドキッとしました。

 紹介したのはほんの一部ですが、こうして活動されている貴子さんの取り組みや想いを、アキカンは現在、取材しております。しっかりと形になる日をお楽しみにお待ちください。

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「ヤマチョウ佐々木大作さん

農薬、肥料、除草剤を使わない米作りの「ヤマチョウ」佐々木大作さん。鳥海山の麓の米農家さんです。

「ちゃんとしたものを遺していきたいっていうのありますね。自然を汚して農作物をとるんじゃなくて、自分たちがここ汚したら海も汚れる。そしたらそれってまた人に帰ってくるわけだし。

 そういうのを考えてやっていければ、皆ちゃんとしたもの食べられるんだし、肥料・除草剤使わないってところは、自分が納得できる。今、自分がよければいいってことじゃなくて、これから先の子供達、次の世代に何がのこせるかって、自分が魅力を感じた農業っていうのをやって、それでちゃんと生活できるっていうのを見てもらえれば…今の若い人にその魅力が伝えられればいいなって」

信じた米作りの道へ邁進する佐々木さん。

ヤマチョウさんのお米はこちらから購入できます。

https://yamachonikah.thebase.in/

​ヤマチョウさんの紹介動画です。

https://youtu.be/7jfb2E9en1g?si=x6zU5miv1hk150Z3

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